諏訪の里ブログ
大切な命を守るために 「今 私たちにできること」
2019年02月27日
東日本大震災からもうすぐ8年を迎えようとしています。
新潟県に於きましては、2004年の中越地震、2007年の中越沖地震と大きな災害がありました。
毎年自然災害が日本列島に襲い掛かってきています。
2018年は、福井で37年ぶりの記録的豪雪、大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震、記録的な高温と少雨などまさに異常気象による自然災害に見舞われた1年でした。
当「諏訪地区」に於いては幸い大きな被害のないところでありますが、平和だと感じている今こそ防災について学ぼうと、諏訪地区防災士会全面協力のもと、2月19日(火)に「わが家の防災力アップ講座」を諏訪地区公民館で開催いたしました。
第一部は、市民防災研究所からダウンロードした防災ゲームを活用して各家庭の防災用品の見直しを行いました。
これは、ワークシートを用いて身近な防災グッズの中から、必要だと思うものを順番に選び、グループで話し合うというものです。
話し合った結果を、各チームごとに発表しました。
各グループとも、簡易トイレやトイレットペーパー等、排泄は我慢ができないということで、食べ物よりも衛生用品の順位が高かったです。
指導に当たった諏訪区防災士会の担当講師からは、「人によって必要な物は違うので、正解はありません。命を守ること、共に助け合うことが大切です。」という好評をいただきました。
第二部のAED取扱い、心臓マッサージ等の救命救急措置講習では、ダミーを使い一人一人が実際に心臓マッサージとAEDの使い方を学びました。
普段、家にいるのは高齢者が多い為、万が一家族や近所の方が倒れた場合を想定し、まずは諏訪地区に3ヶ所設置してあるAEDの場所を確認しました。
その後、心臓マッサージや、救急車を呼びAEDを持って来て使用するまで一連の流れを3~4人で連携して行いました。
高齢者にとっては心臓マッサージを連続で行うのも体力的に相当大変ですが、いざとなれば、そんなことは言ってられないねと、腕の角度や押す速さ・力加減などを参加者同士がお互い確認し合いながら、真剣に取り組みました。
やってみたことがあるのと、何も知らないのでは、いざという時にできることが全然違います。
また、できるだけ周りの人に協力を呼びかけることが命のリレーをつなぎ、そのためには、住民同士のつながりが大切だということを学べた講習でした。
今回は「上越地域消防事務組合」さんの動画を参考のもとに講習を行いました。
心肺蘇生法の動画を見る
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倒れた人をみつけたら
AEDの使用手順