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希望燃ゆ 諏訪の里

希望燃ゆ 諏訪の里 [第3回] 1.位置 ・・・頚城平の只中に・・・

1.位置  ・・・頸城平のただ中に・・・


[高田平野]
高田平野は、東西を東頸城丘陵と西頸城山地に、北東から南西にかけては海岸砂丘に囲まれたほぼ二等辺三角形をしている。
三角形の南端には妙高山があり、多くの噴出物を供給してきた。
高田平野の地形は、保倉川で南と北に分けられる。平野の約1/3を占める北側は、海岸砂丘とその背後に広がる湿地帯で構成される。
湿地帯は保倉川の古い河道を間に、旧大潟と旧大瀁潟に区分できる。
南側は、飯田川と関川で、大まかに三つに分けられる。関川は、妙高山麓を流下し扇状地を形成するが、これを過ぎるところで蛇行流路となる。
高田城のお堀の一部は、この蛇行部分を利用して作られているという。

[飯田川]
飯田川は、牧村に源を発し、扇状地を形成しながら流下、三和村に入ると北流する。
このあたりから、蛇行を繰り返して、米岡・米町を過ぎたあたりから流路をやや西側に変える。
かつての真砂堰付近で分流、曲流をしながら杉野袋周辺で、流路を再び北西方向に変え、桑曽根川を合流して保倉川に注いでいる。

 

[位置]
諏訪地区は、高田平野のほぼ中央にあり、飯田川左岸の米岡集落から北西方向に緩やかに傾斜し、北諏訪地区、有田地区へと連なっている 標高は、米岡付近が15~16mと最も高く、南新保付近では9mと、地区内での比高は約6mとなっている。

諏訪地区からは、平野を取り囲んでいる米山、尾神岳、東頸城丘陵・関田山地、信越国境の斑尾、妙高山をはじめ火打山、焼山等の山々、西頸城丘陵、春日山付近及び海岸砂丘から日本海近くまでを見渡すことができる。
なお、地区の東側、北東側に沿って飯田川が流れ、周辺は林地となっている。林地の多くは旧氾濫原である。

※引用・参考 『上越市史 第1巻 自然編』p.8 上越市(2004.3.31)