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諏訪の里ブログ

2023 諏訪の里魅力再発見講座 開催

諏訪地区公民館のふるさと未来づくり事業の「諏訪の里”魅力再発見”」講座の今年のテーマは、「諏訪の豊かな自然を再発見しよう」です。
地域の方と諏訪小学校の児童が共に諏訪区の自然等について学びます。
未来を担う子どもたちと交流しながら、地域の良さを見直し、郷土への愛着がより持てるようしていきます。
今年度は、4回開催を計画し、これまで3回開催されました。

第1回は、4月に実施した「二貫寺の森ふしぎ発見」です。 
講師は、雄志中学校の勝俣校長先生。会場は、諏訪小学校のランチルーム。
まず、地域の方と全校児童と一緒に、勝俣先生から森の全体像を紹介され、動植物について教えてもらいしました。

その後、3〜6年の児童と地域の参加者とグループになり、二貫寺の森の宝について話し合いました。
二貫寺の森の宝は「季節によって色々な動物や植物等とふれあえること」、「たくさんの生き物がいて、自然豊かであること」、「ターザンロープやブランコがある楽しい遊び場であること」と発表がありました。


その結果、「季節ごとに観察会をしてほしい」、「遊ぶ所を多くしていろいろな人がいっぱい来てほしい」等の意見が出され、二貫寺の森の有用性を確認できた講座になりました。
二貫寺の森の役割や現状を知り、森に興味を持ち森の保全にも役立てられる有意義な活動になりました。

第2回は、9月上旬に実施した「諏訪区の星空探検」です。
講師は、上越天文教育研究会の稲葉先生。諏訪小学校グランドで星の観察を行いました。
残念ながら、昨年度に続き、この日もあいにくの雨で、星を観察することができませんでしたが、稲葉先生から、9月の星座や神話、流星群、月の形と昔話についてなどの興味深いお話をお聞きしました。また、稲葉先生が自分で撮った諏訪区の星空の写真なども見せていただき、諏訪区の夜空への思いを馳せました。

参加した児童からは、「私が一番印象に残ったのは、月の形のお話でとてもおもしろかったです。6年の理科で習うこともあるので、とても勉強になった。」
また、地域の方からは、「諏訪から星がきれいに見えること、あまりゆっくり見ることが無いので、晴れた日にゆっくり観察してみたい。日時計を今後見てみたい。」と感想がありました。

第3回は、9月中旬に実施した「二貫寺の森の植物をたずねて」です。
講師は、上越教育大学の五百川先生。二貫寺の森で秋の植物観察を行いました。
諏訪小学校の全校児童と地域の方といっしょに二貫寺の森の植物を教えて頂きながら、二貫寺の森入口の橋から友だちハウスまで歩きました。
リョウメンシダやイノコズチ、チジミササ、アザミ、ツリフネソウ、キンミズヒキ、ウバユリ、ユウガギクなど、たくさんの種類の植物な名前や特徴を教えて頂きました。特にリョウメンシダの名前を初めて聞き、知ることができよかったです。

友だちハウスでは、縦割り班ごとに森のビンゴを楽しみ、先生から植物を教えてもらいました。
児童からは、「今まで聞いたことのなかった植物をたくさん学ぶことができてよかった。特にリョウメンシダの名前を知れてよかった。森のビンゴもおもしろかった。小学校を卒業するまでにもっといろんな植物を知りたい。」
また地域の方からは、「雑草という名の草は無い…というのがありますが、あらためてお話をお聞きし、二貫寺の森の雑草にも多様な草花あることが確認できた。」と感想がありました。


今、二貫寺の森は「藪化」が進んでいます。整備が必要なのか?このままでいいのか?ということは我々諏訪区の住民だけでは判断しかねますが、「自然豊かな二貫寺の森」という宝物をどう守っていくのか?を課題として今後も活動を続けていきたいと思います。

4回目は、11月10日午後1時30分から諏訪小学校ランチルームで「紹介します!地域の宝」を行います。諏訪区の地域の宝について学びます。
多くの皆さんの参加をお待ちしています。ぜひ、お越しください。

来年度は、「豊かな自然を生かした持続可能な地域づくり」をテーマにしたイベントを計画します。
諏訪区の地域内外からの多くの皆様の参加、よろしくお願いします。

お問い合わせは、諏訪地区公民館(電話:520-2203)まで、お願いします。