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諏訪の里ブログ

芳澤謙吉翁顕彰会「米南茶会」「講演会」開催

8月3日(土) 令和6年度 芳澤謙吉翁顕彰会のイベントが開催されました。

午前10時30分~13時30分まで、芳澤記念公園内 茶室 米南荘において、裏千家 富澤社中様による「米南茶会」が行われ、猛暑の中、30人ほど参加されました。
茶会開催にあたり、事前に顕彰会、地元町内の皆さんから、公園内の除草、清掃をしていただきました。

午後3時からは、諏訪地区公民館において、宮内庁 書陵部 編集課 主席研究官「高橋勝浩」先生による講演会が開催されました。
今回のテーマは、「芳澤謙吉翁顕彰会所蔵 芳澤謙吉関係資料の内容と意義」です。

書翰9通、芳澤記念公園内の両親追憶の碑、芳澤記念公園内に設置された謙吉翁銅像除幕式(昭和34年9月6日)における芳澤謙吉翁挨拶を録音したCDについて内容を分かりやすく説明をしていただきました。

書翰については、前島密とのやりとり、父親にあてたもの、戦後の公職追放中のもの、追放解除後の中華民国大使就任に関するもの、吉田茂とのやりとりなどです。
CDについては、昭和34年9月6日 謙吉翁85歳のときの銅像除幕式の挨拶で、昭和20年8月15日に宮城内で開催された枢密院会議の模様について回想したものです。実際の謙吉翁の声が録音されており今回それを聞くことができました。

講演冒頭の説明で、明治33年1月から2月にかけて、前島密とやりとりされた書翰について、年齢差が39歳もあるが、芳澤謙吉と前島密は同郷の誼から親しく交際していたということが特に印象的でした。
そして今回も、歴史上錚錚たる偉人の名前が登場し、あらためて芳澤謙吉翁の偉大さを感じる講演会でした。