諏訪の里ブログ
大切な命を守るAED学習会 ~諏訪小学校のこどもたちと~
諏訪の里ブログ2025.01.15
1月10日、諏訪小学校の避難訓練が行われた後に、諏訪地区公民館主催で「大切な命を守る AED学習会」を実施しました。
子どもたちにもAEDを使えるようになってほしいと昨年度保護者からの要望があり、上越消防署の皆さんのご協力を得て、この度実現することができました。
今回の訓練会場である諏訪小学校へは、上越消防署の救急救命士と消防士の2名の方が来くださいました。
初めに、心肺蘇生法を学びます。
子どもたちは初めての経験で緊張しながら、心臓マッサージの練習を人形を使って2人1組で行いました。
なかなか経験したことがないためうまくいかず、消防士さんから「もっと強く押しましょう」とアドバイスを受け行っていました。
心臓マッサージは力が必要で、小さな体での子供たちにはなかなか大変だったようです。
次は、AEDの使い方の学習です。
縦割り班に分かれて、心臓マッサージをする人とAEDの操作をする人とに分かれ交代しながら、皆一通り行いました。
初めてAEDに触った子どもがほとんどで、最初は緊張していましたが、時間がたつにつれ、徐々に慣れてきてAEDの声の指示に従って、行動していました。
機械のオペレーッションは、さすが今の子供たちだなと感心させられました。
最後に、119番通報のやりかたです。
代表の子どもが、救急救命士さんのスマホから119番をかけて、消防署の方と映像で対応しました。
電話がつながった時は、緊張していましたが、消防署の方の指示がわかりやすく安心したようで、指示に従って心臓マッサージやAEDの操作をすることができました。
AEDの操作や119番緊急通報といった普段経験することのないことを体験でき、今後こういった緊急時にどうしたらよいかということを学ぶことができ、大変有意義であったと思います。
■子どもたちの感想
・AEDを見たことはあったが、実際触ってみて使い方が分かった。
・今回のようなことが起こった時はどうしたらいいのかということがわかった。訓練通りに動けるといいと思った。
・心臓マッサージはとても疲れる大変なことだということを知った。こんなことはあってほしくはないが、もしそういうときは頑張らないと。
・一人で救命行動を10分するのが大変なので、いろんな人と協力しないといけないと思った。
・もしかしたら倒れている人がいるかもしれないので、今回AEDや心臓マッサージのやり方など知れたので良かった。
・実際に119番通報してみて、緊張したがオペレータのかたが親切でとても頼もしく、すごいなと思った。
AEDの使い方や心臓マッサージといった、緊急時の行動を子どもたちに学んで経験してもらうということは、今まで考えてこなかったことですが、今回の訓練でとても重要なことだとわかりました。
いざという時の対応ができるように・・・救急車が到着するまで平均で10分かかるといわれています。
普段私たちたちは、緊急時に遭遇する機会は少ないと思いますが、もしそうなったらどうしたらいいのか?今回子供たちが学んだことは大変有意義であったと思います。
AEDを使うことや心臓マッサージを行うということは、あってほしくはないことですが、いざというときに「大切な命を守れる諏訪区」でありたいとあらためて感じました。