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諏訪の里ブログ

「いざという時のための防災講座」実施

米岡町内会は、10月22日(日)「米岡の郷」はさ木研修センターで防災講座を諏訪地区公民館と合同で実施しました。
諏訪区の住民、防災士、米岡の郷の職員など50名程が参加し、「いつ起こるか分からない災害に対し、いざというときに慌てず対応できる行動を学ぶ」ことを目的に訓練を行いました。

まず、【上越地域消防局】5分でわかる!心肺蘇生法(ガイドライン2020対応版)動画でAEDの使い方を視聴。

その後、諏訪区の防災士と上越市の防災アドバイザーを講師にダミー人形を使って約1時間、AEDの操作訓練を行いました。
初めてAEDパッドに触った方は粘着性の強さに驚いていました。
そして、「AED-ダミーでの操作は、かなりできたとは思うものの、いざ実際に使うときはかなり不安だ。」という感想があり訓練と本番の違いに戸惑う感想がありました。できれば、AEDを使う状況がなければいいのですが、はたして使っていいのか?そんな場面に遭遇した時、経験がない人にとっては不安であると思います。
次に避難所で使用できるダンボールベットや間仕切りの使い方や非常用持出袋の中身を確認を行い、組み立て後ベッドに横たわってみて寝心地を確認。
「テレビなどで見たことはあるが実際使ってみて予想以上にしっかりしている」との声が寄せられていました。
ダンボールベットは紙でできていますので火気にはくれぐれも気を付けなければいけません。

続いて、米岡町内会長から、消火器を購入してから20年以上も点検していないような古い消化器の事故の説明があり、このような古い消火器をお持ちの場合は、展示してある消火器を参考に購入を検討いただくよう説明を受けました。
家庭用の消火器の使用有効期限は、おおむね10年となっています。
家庭用の消火器は、中身の薬剤の詰め替えができない構造ですので使用有効期限が過ぎた場合には、早めの交換が必要です。

最後に水消火器による初期消火訓練、火事だ~と声を出して水消火器を散布、皆さん真剣に行っていました。
身近に消火器はあっても実際に使う機会がないと思います。今回の水消火器は大変役に立ちました。
その後アンケート記入を行って講座を終了しました。

諏訪区では近年大きな災害は発生していないため、いざという時にすぐに行動できるようにこのような講習を定期的に開催して多くの皆さんに参加してもらう、という反復訓練が必要であるとあらためて認識ました。
今講座では、参加者の87%が満足だったというアンケート結果になり、参加された皆様にとって満足した時間になりました。

今まで何も災害がないからこれからも大丈夫、諏訪区は大丈夫、という考えは改めて「いつ起こるか分からない災害」に対するスキル向上を目的に今後も防災講座を実施していきいます。